Mail box

先日、弊社を通して転職を決められた方とのお祝い会がありました。

お招きしたお二人の間で「何で松尾からのスカウトメールに返信したのか」という話になり、それがとても面白いな、と感じたのでちょっとご紹介。

お二人曰く「あ、このスカウト送った人は、ちゃんと自分が書いたレジュメを読んでくれてるな」と感じたそうです。

聞けば、リクナビNEXTやエン・ジャパン、日経キャリアNETなどに登録すると、本当に何十通もスカウトメールが届くのだそう。

ただそのほとんどが、明らかにテンプレートをそのまま送っているだけだったり、経験だけを見て希望は全く無視した案件の紹介だったり、そもそも何の案件の提案もなく「とりあえず会いませんか?」というものだったりするそうです。

なので、ほとんどのスカウトメールは読み飛ばすようになるとのこと。

そんな中で、私から送られてきたスカウトメールは「経験だけでなく、希望まで読んでくれている」「なぜ、この案件を紹介してきたのか、意図が理解できる」と感じたのだそうです。

まぁ、当たり前と言えば当たり前なのですが、転職する側には「こういう会社で働きたい」「こういう仕事をしたい」というものが(漠然とではあっても)何かしらあるはずなので、そこに合わせてお声掛けをしないと、意味がないですよね。

以前にも「自分に合うスカウトが来ないと感じている人は、希望条件を詳しく書いてみましょう」というようなことを書かせていただいたことがあります。
「こだわらない」はやめましょう

希望を書いても、希望に合わないスカウトメールは引き続き大量に送られてくるかもしれませんが、私のように見ているエージェントはしっかり見ていますので、決して無駄にはならないと思います。今からでも遅くはないので、ぜひ希望条件を詳しく書いてみて下さい。

スカウトメールといえば、最近、株式会社アイ・キューさんがやられているスカウトメールの勉強会に参加してきました。

上記で触れているように「求職者が希望条件に書いていることを重視する」ということはもちろん、「経験面だけでなく、人物面のプロファイリングをし、そこに刺さるメッセージを送りましょう」という、本質的なことを述べられていたので、とても勉強になりました。(高橋さん、本当にありがとうございました。)

スカウトメールは、つい作業的になりがちですが、1つ1つのことに心を込めて丁寧な仕事をすれば、きっと伝わります。「神は細部に宿る。」私何ぞはまだまだ足りませんが、これからも一意専心で臨みたいと思います。 

今日の写真:Mail box / Dr.Colossus