Speed

以前に以下のエントリーで「いいエージェント」10箇条について書きました。

不動産仲介会社から学ぶ「いいエージェント」10箇条
 (1)熱意があり、誠実である
 (2)レスポンスが速い
 (3)こちらの要望を汲み取ってくれる
 (4)魅力的な案件を提案してくれる
 (5)要望以外の案件も提案してくれる
 (6)案件の長所・短所をしっかり説明してくれる
 (7)案件に直結はしない質問・疑問にも快く答えてくれる
 (8)アポイント時間や納期を守る
 (9)お客さまが年下であっても敬意をもって接する。(タメ口で話さない) 
 (10)納得できる案件が見つかるまで粘り強く向き合ってくれる

最近、この中の「(2)レスポンスが速い」という項目は、エージェントという仕事に限らずあらゆる仕事で、いや、仕事に限らずあらゆる場面で重要だな、と感じています。

私の仕事と関連が深いところで言うと「採用活動」「転職活動」においても、レスポンスの速さは極めて重要です。

採用活動においては、書類選考や面接の合否判定、面接日程調整、求職者やエージェントからの問い合わせなどへのレスポンスの速さが、採用活動の成否に直結してきます。転職活動も同様で、企業やエージェントから入る日程調整や問い合わせへのレスポンスの速さは、転職活動の結果に大きな影響を及ぼすと思います。

レスポンスが遅いことにより「他社に求職者を取られたり、他の候補者で採用が決まってしまい機会損失が生じる」というリスクがありますが、それ以上に「相手側への心象が悪くなる」ことの影響は大きいです。採用企業側のレスポンスが悪いと、採用活動の本気度が低いとか候補者への評価や関心が低いと受け取られてしまうものです。求職者側のレスポンスが悪いのも同様で、転職活動の本気度や応募企業への志望度が低いという印象を持たれてしまうのです。

特に求職者側の場合は、レスポンスが悪いと、仕事においても同じ傾向があるのではないか、と思われてしまい、選考結果にも直接的な影響を及ぼす可能性があります。

実際に転職支援をしていても、私(エージェント)からの連絡に対するレスポンスが速い方は、面接での評判も良く、内定に至る可能性が高いような気がします。日常的な習慣が仕事力のベースになっているので、面接の場面だけ頑張ってもダメということですね。

私もいいエージェントだと感じていただけるように、レスポンスの速さには気をつけて参りたいと思います。

今日の写真:Speed / @lattefarsan