ambiguity

最近、よく耳にするようになった言葉があります。

それは、

「あいまい耐性」

という言葉です。

ググってみると、

 あいまい耐性とは、「相手の考えが分からない」や「計画がうまくいくか分からない」
 といった曖昧な状況に耐えられるかどうかには個人差がある、という概念。
 いわゆる「グレーゾーン」について、どれだけの許容値を持っているか、という解釈。

という説明が出てきました。

また、

 人はいろんなものに境界線を引いて生きており、知識、物、現象、人・・対象を
 カテゴライズすることにより、整理され、理解しやすくしている。
 しかし、現代社会においては情報の氾濫、価値観の多様化により、即座に整理、
 理解しきれない事象すなわちグレーゾーンの領域が多くなってきているため、
 無理に境界線を引くのではなく、グレーゾーンの事象を「ありのままに」受け入れ、
 最善の行動を考えるための「あいまい耐性」が、現代社会で求められてきている。

というようなコメントも。

確かにおっしゃる通り、という感じですね。

最近、採用の現場でも、「あいまい耐性」を求める企業が増えていると感じます。

世の中を取り巻く状況は不確実性を増しているので、
不確実な状況や、未整備な環境にストレスを感じるタイプの方は、
変化に適応できないのではないか、と危惧される
わけです。

転職理由で、

・入社してみると、入社前に言われたことと違った
・経営方針や上司の指示がコロコロ変わる
・明確な指示が得られないのでどうしたらいいか分からない
・自分が心からいいと思える商品・サービスしか売りたくない
・雑用が多く、コア業務に集中できない

といった不満が浮かんでくる人は要注意です。

こういったことを「まぁ、世の中そんなもんだよね」と鷹揚に構え、
「よしなに」対応していく力って意外と重要
です。

仕事は勉強と違って、全く同じ問題に何度もぶつかるわけではなく、
その時々で状況も課題も異なる判断の連続なので、
臨機応変な対応や、不確実さや変化を前向きに捉えるマインドが必要なんですよね。

かくいう私もまだまだ精進が必要です。頑張ります。

今日の写真:ambiguity / jenny downing