Final Act

転職を希望されている方からよく出てくる言葉の一つに、

「今回を最後の転職にしたいと思っています」

というものがあります。

もちろん、次の会社でなるべく長く働きたい、というのは本音だと思いますが、
年々、この言葉に対する違和感が強くなっています。

一昔前の終身雇用の時代はもうとっくに終わりを告げています
そのため、20代、30代の方が、次に入社した会社で仕事人生の終わりまで働く可能性は、
限りなくゼロに等しい
と思います。
ですが、若いのに旧態依然とした仕事観に捉われている方はとても多いのです。

「最後の転職」とおっしゃる方は、よほど今後のキャリアビジョンを明確に持っていて、
どういう会社でどういう仕事をしていきたいかがはっきりしているのだろう、
と思われるかもしれませんが、そういう方ほど、具体的なイメージを持っていないことが多いです。

なんとなくいい感じの会社に入れば、
なんだかいい感じの仕事を与えられ、
いい人たちに囲まれて、
あまりストレスなく長く働けるんじゃないか

という、抽象的なイメージ。
ともすると受け身な「青い鳥症候群」に陥っているのかもしれません。

そういう方がやらなければいけないことはたくさんありますが、
まずは自分が青い鳥症候群に陥っていることに気づくこと。

そして、

今後の社会がどう変わっていくのかを想像し、
働く個人はどんな心構えをもっておかねばならないのかを考え、
仕事を単に生計を立てる手段ではなく、
自分の人生をどう生きるかという問題として捉えなおす
こと。

人生100年時代になり、働く期間も長くなります。
考えるべきは、次を最後の転職にすることではなく、
仕事を通じて人生をかけて成し遂げたいことを見つけること
です。

かくいう私も、上に挙げたようなことを考えている真っ最中ですが、
悩み、迷っている方と一緒に考えることはできます。

試行錯誤や模索を繰り返しながら、長い職業人生を一緒に乗り切っていきましょう。

今日の写真:Final Act / Thanks for over 2 million views!!